インテリアではない。「違和感」としてのアガベのある暮らし。
近年、アガベは「おしゃれなインテリアグリーン」としても注目を集めています。
確かに、整った美しいアガベは、洗練されたリビングやモダンなオフィスによく似合います。
しかし、私たち CAUSE TOKYO が提案したいのは、部屋に馴染むインテリアではありません。
むしろ、空間に良い意味での違和感(Noise)を生み出す存在としてのアガベです。
日常に持ち込まれた「非日常」
私たちが雲南省から連れて帰るアガベは、標高2000mの荒野で育った野生の塊(Raw Specimen)です。
その棘の鋭さ、肌の荒々しさ、泥の匂いが残るような佇まいは、決して飼い慣らされたペットのようにはいきません。
きれいに整えられた部屋に、そんなワイルドな株が一つあるだけで、空間の空気が変わります。
ふと視界に入った時、遠い異国の荒野を想起させるような、非日常的な存在感。
それは、都市生活の中に持ち込まれた小さな野生の解放区であり、あなたの美意識を刺激するアートピースでもあります。
傷を愛でる、ということ
私たちの株には、現地の風で擦れた傷や、強い日差しで焼けた跡が残っていることがあります。
一般的な園芸では「B品」とされるかもしれません。
ですが、私たちはその傷こそが美しいと考えています。
ヴィンテージのデニムや、使い込まれた革製品が持つ魅力と同じです。その傷は、彼らが過酷な環境を生き抜いてきた履歴書だからです。
なじみの部屋に、遠い荒野の気配を置くこと。
その静かで熱いNoiseが、あなたの日常をスリリングに変えてくれるはずです。