【室内管理の鉄則】アガベが一番カッコよく育つ「温度」と「風」の黄金比。

 「アガベは外で育てるもの」 確かにそれが理想ですが、日本の住宅事情では室内管理がメインになる方も多いでしょう。

CAUSE TOKYO が扱う雲南省のアガベは、標高2000mの過酷な環境で育ったワイルドな株です。これを日本の室内で、徒長させずにカッコよく維持するにはどうすればいいか?

「光」が重要なのは大前提ですが、それ以上に鍵となるのが「温度」と「風」のバランスです。

■ 鉄則1:温度は「高め」をキープせよ

アガベが最も活発に動く(成長する)温度帯は、日中25℃〜30℃、夜間15℃〜20℃と言われています。 特に発根管理中や成長期は、なるべく暖かい場所に置くことが重要です。

逆に、日本の冬の窓辺は夜間に冷え込みすぎるため、注意が必要です。冬場は窓から離し、最低気温が5℃〜10℃を下回らないように管理しましょう。

■ 鉄則2:風は「24時間」回し続けよ

室内管理で最もやりがちな失敗が「風通しの不足」です。 自然界では常に風が吹いています。風が止まると、鉢の中が蒸れて根腐れの原因になったり、病害虫が発生しやすくなります。

サーキュレーター(扇風機)を導入し、24時間、常に空気が動いている状態を作ってください。 直接強い風を当てる必要はありません。部屋の空気が淀まないよう、柔らかい風を循環させるイメージです。

■ 黄金比:「光:風:水=5:4:1」

これはあくまでイメージですが、室内管理ではこれくらいの意識配分がうまくいきます。

・十分な「光」(LEDライトなど)を確保し、 ・常に「風」を回して蒸れを防ぎ、 ・「水」は土が完全に乾いてから与える(控えめに)。

このバランスが取れた時、あなたのアガベは室内でもワイルドな姿を見せてくれるはずです。

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